コミュニケーション研修では普段何気なく行っている、人同士の交流方法を感覚ではなく理論・系統立てて学ぶことができます。
自身では認識できていなかった部分を意識し、コントロール出来るようになるのがその狙いです。
コミュニケーション能力と言われれば、最初に聞く・話すといった言語を用いたものでしょう。
しかし言語を用いないもの、すなわち非言語によるやり取りも同じくらい重要なのですが意外と軽視されがちです。
表情や身振りなど、態度による印象は言葉よりも大きな影響を与えていることに気付くことから始めなければなりません。
いくら言葉を尽くして謝っていても、尊大な態度で語りかけているのでは全く誠意が伝わらないでしょう。
反対に口べたであっても、表情に申し訳なさが溢れていれば相手に気持ちが伝わりやすいです。
研修では、自分の癖を客観視して改善することができます。
会話の時の些細な癖や声のトーン、緊張した際につい口走ってしまいがちなワードなど、案外自分の癖は自覚しにくいです。
加えて社会人になれば他人から指摘されにくくなっていくため、自分で気付くのはより一層難しくなります。
ワークショップ内にて模範例が示され、それと比べて自分が当てはまっている部分と外れている部分とを理解・意識することができます。
その結果を踏まえて意識しながらトレーニングを積むことにより、これまで出来ていなかった箇所や無意識に行っていた箇所の改善が図れるという訳です。
用途や相手に応じた、会話術や対応方法が身につけられるのも利点です。
ミラーリングやリフレクションなど、具体的かつ有用な技法を学んでなおかつどのように作用するのかを学べます。